FavoriteLoadingお気に入りに登録

 

麻薬撲滅運動を進めるフィリピンのドゥテルテ大統領が、ダバオ市長時代に「ダバオ暗殺団」の一員だったという男性から、暗殺を指示されたことがあったとニュースがありました。

当時、殺し屋だったと名乗るマトバト氏は、

 

「私は50人殺してきた。当時、ドゥテルテ大統領から命令を受けていた。」「彼らは鶏のように殺されていった。」と告白。

 

ドゥテルテ大統領、フィリピン政府は「ダバオ暗殺団は伝説で、実在などしない」と存在自体を否定しているようです。

 

・・・この、ダバオ暗殺団という物々しい名前の組織はいったいどのようなグループなのでしょうか??

 

 

 

 

 ダバオ・デス・スクワッド =Davao Death Squads=

 通称、DDS

直訳すると”ダバオの死の部隊”

 

(以下、DDSと略します。)

 

フィリピンのダバオ市で活動している自警団(じけいだん・・・民間人が政府に頼らず自分たちの安全を守るために結成された私的な警備団体)で、

 

メンバーは主に現役の警察官と元警察官、新人民軍(NPA・・・フィリピン共産党の軍事組織)、未成年者の約300人で構成されているらしく、法律違反者や麻薬を密売人のリンチを行っているそうです。

 

Amnesty International ‘Signature’ – candle and wordmark –

 

アムネスティ・インターナショナル(1961年に発足された世界最大の国際人権非政府組織)と現地の人権保護団体は、

 

1998年から300人以上がDDSによって殺害されていると報告されていて、

 

犯罪者を見つけると白昼堂々射殺し、去っていったり、ナイフで死体をバラバラにして採石場に埋めたり、ワニの餌にしたり・・というなかなか度を超えた正義感を見せつけている様です。

 

 

2009年7月に自主製作された「Engkwentro 英タイトル Clash」という映画があります。

 

内容はあるギャングのリーダーとして組織を引っ張っている兄と、そのギャングとは敵対関係にある組織に入ろうとしている弟の最後の24時間を描くドキュメンタリー映画です。

 

自警団による私的制裁を扱ったこの作品は、第66回めのベネチア国際映画祭(イタリア・水の都ベネチアで行われる世界最古の歴史を持つ映画祭)に出品され、受賞しました。

 

この作品の舞台がまさにフィリピン、ダバオ市のスラム街で、

モデルがDDSなのです。

 

 

フィリピン最悪と言われていたダバオ市の治安が劇的に改善されたことで、

 

2008年にフィリピン政府観光局から、

 

「東南アジアで最も平和な都市」と称されています。

 

実は、こうした輝かしい結果に導くことができたのは、

 

ドゥテルテ大統領容認の上で、DDSが犯罪者を残酷な方法で、殺害・私的制裁していたからだったとして、

 

人権団体が批判しているようです。

 

過激な発言から、「処刑人」「フィリピンのダーティー・ハリー」などと呼べれているドゥテルテ大統領。

 

本当にDDSとの因果関係はないのでしょうか??

 

そして、ロドリゴ大統領の政策のように、犯罪者を淘汰するには強硬な姿勢を見せつけるしかないのでしょうか?

 

暴力は暴力でしか解決できないのでしょうか?

 

今後の展開に注目です。

 

 

 

 

 

スポンサーリンク