人は1度に4つの事しか覚えられない マジカルナンバー4という数字について
皆さんこんにちは。なかです。
皆さんは、“マジカルナンバー4”
という言葉をご存知ですか?
今後、ブログや何かしらのビジネスで
応用できる知識でもありますので、
是非覚えて頂けたらと思います。
まず、最初に“マジカルナンバー4”ではなく、
“マジカルナンバー7”から説明していきます。
マジカルナンバー7ってなんだ?
“マジカルナンバー7”とは、
アメリカのプリストン大学に籍うを置く大学教授、
心理学者であるジョージ・ミラー氏
(George Armitage Miller)が発見した、
人間の知識・記憶に関する論文の事で、
「人間は、1度聞いただけで記憶できる文言や記号は7±2が限界だ。」
というものです。
つまり、不意に見たり聞いたりした時、
その直後に頭の中で再生できる数は、
概ね7個前後であるというものです。
例えば、円周率を例にとってみます。
円周率の記憶は、ギネスブックに認定される程、
その奥行きが競われていて、ギネスホルダーの日本人は、
6万ケタ以上暗記しているそうです。
では、今この記事を読んでいるアナタは、
3.14以下は何ケタまだ覚えていますか?
この質問をすると、大体、
ほとんどだと思います。
本気で頑張っている人は例外として、
そのほとんどが7ケタで止まっているのです。
人間の記憶や認識は、7つまでは用意で、
それ以上になると難しくなるのです。
本気で覚えようとしない限り、
境界線が引かれているのです。
余談ですが、
ゆとり教育では、円周率を”3″と教えていたと
思っている方が多いと思いますが、
実はコレ、ある学習塾のポスターが原因で
蔓延してしまったデマである事、ご存知でしょうか?
話が多少逸れましたが、
兎にも角にも、
何かを一瞬で覚える際は、大体、5~9個の幅に収まるのです。
例えば・・・
「買い物に行くんであれば、これ等もついでに買ってきてほしい!」
- 大根
- ボールペン
- 玉ねぎ
- 石鹸
- B4用紙
- 洗濯ネット
- キットカット
- ワッペン
- ホチキス
これ等はスマホのメモ帳や、
実際に紙に書いて置ける準備があれば、
間違う可能性は著しく低くはなりますが、
もし、1回だけしか聞く事ができず、
尚且つメモる事もできない場合は、
ほとんどの場合、
「ちょ、ちょっと待って!もう1回教えて・・・」
となるハズです。
つまり、一瞬で記憶できる数には個人差が
あるものの、ある程度の限界があって、
その限界値が5~9という数だった・・・
というのが、1956年までの通説でした。
しかし、2001年にミズーリ大学の
心理学享受である、ネルソン・コワソンによって、
・・いや、4±1が限界じゃないか?
という感じで否定されたのです。
今現在は、この“4±1”が通説になっており、
人が一瞬で覚えられる限界の数は大体、
「3~5」という幅で収まるようです。
これが“マジカルナンバー4”です。
このような、
人が一瞬・短時間で覚えられる記憶の事を、
『短期記憶』といいます。
短期記憶とは?
引用:Gooブログ
“短期記憶”とは、
アメリカの心理学者の
W.ジェームズが名付けた物で、
数秒もしくは数十分で忘れてしまう記憶の事
をいいます。
つまり、数十秒程度の比較的短い時間帯
でしか保持できない記憶の力の事です。
つまり、アナタが相手に対し、短時間で
何かを覚えさせていきたいのであれば、
大体3~4の幅に収まる様に伝えると
効果的になります。
また、この3~4という数字は、
ただ単に“3~4個”というワケではなく、
“3~4個のかたまり”の事です。
このかたまりの事を、
“チャンク”といいます。
チャンクってなんだ?
引用:のんのんのんびり心理学
チャンク(chunk)とは、
先ほど上で説明したジョージ・ミラー氏が
作り出した認知心理学の用語の事で、
人が何かを見たり聞いたりして覚える時の、
情報のまとまりの事をいいます。
ミラー氏によれば、
一つ一つ分別していくよりも、
一つの「かたまり」として捉えていく方が、
ある程度、大きな情報量でも覚えやすくなる
というもので、
例に出して説明していきます。
といった文字列があったとします。
コレを短時間ですべて覚える
・・・となった場合、
全ての単語を1つ1つ覚えていくよりも、
という様に、
3つの言葉を一つの塊として捉えた上で
覚えていった方が印象に残りやすいのです。
この塊の事が、“チャンク”の事です。
この記憶の塊“チャンク”は、
電話番号などでも応用されています。
といったように、
ハイフンなしでそのまま提示するよりも、
0120 - 469 - 9346
という様に‐で区切ったほうが、
見やすいし、覚えやすくなるのです。
まとめ
- 人間が短時間で覚えられるのは3~4という数が大体の限界。
- 全部個別で考えるよりも、ある程度グルーピングさせて伝えた方が記憶に残りやすい。
- なるべく選ぶ選択肢を3つ以内にシンプルにしたほうがいい
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