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「ラッパのマーク」でおなじみの胃腸薬「正露丸(せいろがん)」の

あのにおいが全くしない、新しい「正露丸」を大幸薬品(たいこうやくひん

日本の大手製薬会社)が開発しました。

 

 

正露丸ってなあに??

 

「征露丸」の画像検索結果

正露丸(せいろがん)とは、日局クレオソートと呼ばれる化学混合物を

主成分とする胃腸薬の事です。

 

もともとは征露丸という名称で、その名の通り、

「露西亜(ロシア)を無事、征伐できるように」

という願いが込められていました。

 

「日清戦争」の画像検索結果

昔、日清戦争で「清 (しん 現在の中国)」と戦っていた帝国陸軍は、

不衛生な水源による伝染病に悩まされていました。

 

「日局クレオソート」の画像検索結果

 

この状況を打破すべく研究を行った結果、クレオソート剤が

チフス菌に対して劇的な抑制効果がある事を発見します。

 

「森鴎外」の画像検索結果

 

その後、森鴎外(もりおうがい 日本の小説家『舞姫』

の著者として有名 当時軍医としても活躍していた)ら陸軍軍医たちは、

 

チフス以上に多くの兵隊を失う原因である脚気に対しても、

クレオソート剤が効くんじゃないか?と考えました。

 

「征露丸」の画像検索結果

そこで、日露戦争に赴く兵隊たちにこのクレオソート剤を丸めて作った、

丸薬を「征露丸」と名付けて配布し、連日服用させるように伝えました。

 

臭くて鼻をつまむ人のイラスト(男性)

 

残念ながら、当時はまだ「予防のために薬を服用する」という概念がない上、

その強烈なオイニー(におい)が原因で敬遠されてしまい、

指示通りに飲んでくれる兵士は少数だったそうです。

 

「明治天皇」の画像検索結果

そこで、軍の上層部が考えた結果、

「陛下ノゴ希望ニヨリ」と、明治天皇の名を借りて勧めることが功を奏したのか、

 

兵士達は進んで服用するようになり、

下痢や腹痛に悩まされる兵士が激減したといいます。

 

ただ、当時の狙いだった「脚気の治療」には全く効果はありませんでした。

 

「日露戦争 戦勝」の画像検索結果

 

それでも、腹痛に絶大な効果があった事と、戦勝ムードで盛り上がっていた日本に

「征露丸」とい名前がキャッチーであった事などから、

日露戦争が終結した以降の現在でも国民薬として普及していきました。

 

そして第二次世界大戦終結後、倫理的に「征」の字を使うことが好ましくないと

行政指導があり、現在の「正露丸」に改められたというエピソードがあります。

 

クサいけど効く薬『正露丸』

そのにおいを消すことができたと話題になっています。

 

 

あぁん?クサくねぇだと??

 

そうなんです。なんでもあの「臭さ」が無くなったらしいんです。

 

下痢止め薬の市場が低迷していることを受けた大幸製薬は、

20代の若年層をターゲットにするため、

「クサくない正露丸」を開発しました。

 

この新しい正露丸は、中に液体が入ったカプセルタイプで、

今までの丸薬タイプに比べて飲みやすく、

 

成分が早く溶け出すことで即効性がある上、

液体のままカプセルに閉じ込めてあるため、

独特なあのにおいが抑えられているとの事です。

 

51年ぶりに新タイプが登場した正露丸。

これで、若い人たちに浸透していけば幸いです。

 

 



 

 

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