速読はインチキじゃないよという本がタメになった
最近気になって手に取ってみた、”すごい読書術”
という速読について書かれた本に、
「結構タメになるなぁ」と思った事が書かれていたので、
シェアさせていただきたいと思います。
速読ってなんだ?
速読(そくどく)とは、読んで字の如く、
書いてある文章をできるだけ早く読む技術の事を言います。
この技術を習得すれば、
- 一冊読むのにかかる時間を大幅に短縮できる
- いろんな知識を頭の中に叩き込む事ができる
ようになります。
なんだか胡散臭いですし、
私自身”速読”に興味がありましたが、
いまいち信用できませんでした。
しかも、”速読”はムリだと
化学的に証明されている実験結果も既にでています。
The factor that most strongly determined reading speed was word-identification ability. This finding suggests that reading speed is intimately tied to language-processing abilities rather than eye movement-control abilities.
読書スピードを強く既定しているのは、単語識別能力であり、この研究からいえるのは、読書スピードは、目の動きではなく、言語処理能力と密接に関わっているということだ。
一部だけを抜粋しましたが、
この実験結果をカンタンに説明すると、
文章を読む時にかける時間が短い程、
その分だけ理解が劣ってしまう。
という事がわかったのです。
以前、実際に調べてみたら、
このような結果が出たので、
「なんだ・・インチキか・・・速読ができれば、
いろんな知識を頭の中にインプットできたのになーー」
とちょっとがっかりしたのを覚えています。
ですが、冒頭に述べた本の中に、
「あ、確かになー」と思った事が書かれていました。
本は読んだ後、内容の大半は忘れてしまう
1冊の本をじっくりと、時間をかけて読み、
後半の部分に差し掛かった時、
「この本の前半の内容をちゃんと覚えているか?」
と質問した場合、ほとんどの人間が忘れます。
なぜかというと、時間が経てばたつほど、
本に書かれている内容を少しずつ忘れていくからです。
読んだ内容を忘れてしまったら意味が無いので、
ほとんどの人が、
- 1行1行丁寧にゆっくり読む
- しっかり覚える為に時間をかけて読む
という行動を取ります。
ただ、本の内容が濃厚で
ボリュームのある本であるほど、
必然的に、集中力が切れやすくなります。
2.その分時間がかかり、読んだ内容を少しずつ忘れる
3.途中で考え事をする
4.数ページくらい先を読んだところで、「アレ?さっきなんて書いてあったっけ?」てなる
5.数ページ前に戻る
コレを何回か繰り返していく内に、
その本を読む事を断念してしまったり、
最悪、”読書”するという習慣まで
やらなくなってしまいます。
本来であれば、
のですが、
さっき読んだ内容を忘れてしまったり、
時間をかければかけるほど集中力が途切れてしまって、
結局、本の内容を十分に理解しづらい。」
という事が往々にしてあるのです。
読書するスピードと頭に残る情報量が
対して変わらないのであれば、
早く読んだほうがイイに越したことはないのです。
なので、
2.そのスピード間を維持したまま、その本を読み切る
3.それを数回繰り返す。
という読書を心がけたほうが、
遥かに効率よく本の内容を覚えられますし、
読書するスピードも上がっていきます。
“早く読む”と”覚える”は別物である。
ゆっくり丁寧に読んでも、100%全部の内容を
覚えきれるワケではなく、
むしろゆっくり読んでしまうほうが、
本の内容を忘れてしまう可能性が大きいので、
1回読んで終わりではなく、
1行に書いてある文を1秒以内で流し読みし、
それを2~3回繰り返したほうが、
本を読むスピードは上がるし、
書いてある内容を覚えやすくなる
もっとシンプルに言い換えると、
速いスピードで数回読んだほうが、
頭に残る情報量は増える。
という事です。
非常にタメになったので、
記事としてアップさせていただきました。
本日は以上です。
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