“アンダードッグ効果”ってなんだ? 知っておいて損はないビジネスで役立つ知識

 

こんにちは。なかです。
今回は、”アンダードッグ効果”という
心理効果について触れていきます。

 

アンダードッグ効果とは?

アンダードッグ(Under dog)

アンダードッグ(Under dog)とは、
直訳すると、負け犬という意味になります。

選挙や勝負、なにかの競争において、
不利な状況にある立場の人間を

助けたくなったり、
手を差し伸べたくなる人間の心理効果の事です。

もっと言うと、
弱い立場の人間を助けたくなったり、
同情したくなる心理効果の事を言います。

 

判官びいき効果
とも呼ばれていて、

 

アメリカのある選挙で、選挙で不利な
状況に立たされた候補者がいて、

 

マスコミが世間に対して、
「この人の選挙が劣勢に立たされている」
報道したところ、同情票が集まって逆転した
という逸話があるそうです。

 

マスコミの報道によって生まれた
「雰囲気」は、時として煽動的で
投票行為を左右することがあります。

 

なぜ”アンダードッグ効果”が起こるのか?

 

なぜ、不利に立たされている人間に対して、
同情をしたり救いたくなる心理が生まれるのでしょうか?

これは、本能的に人間が備えている感情で、

  • 理不尽な事
  • 報われない事
  • 辛い事
  • 嫌な事

にたいして不快な感情を抱くからです。

 

コレは、自分だけに言える事ではなく、
自分と同じような存在の他人に対しても、
働く感情で、

 

人が不幸な思いをしていると、
その相手を自分と重ねてしまい、

 

どうしても放っておいてはいられないのです。

 

アンダードッグ効果が起こるのは2つの要素が大きい

 

アンダードッグ効果が起こるポイントは、
大きく分けて二つ存在します。

 

・弱い立場である事
・一生懸命努力している事

 

この2つの要素が大半を占めています。

 

弱い立場である事

アンダードッグ効果は弱いほうが有利

まず、一つ目が、「弱い立場である事」
つまり、

  • 苦境に立たされている
  • 不利な状況に身を置かれている
  • 弱い立場や存在である

といった要素の事をいいます。

 

人は、相手が弱っていればいるほど、
助けたいという気持ちが高ぶります。

 

逆に、大丈夫そうに振舞ったり、
強そうなオーラを纏っていると、
アンダードッグ効果が起こりにくくなります。

 

一生懸命頑張っている事

アンダードッグ効果と甲子園

甲子園などで頑張っている高校球児を
イメージすれば、なんとなくわかるでしょうか?

 

彼らは毎日朝早くから練習に勤しみ、
学業にも励み、夏休みも返上で
夕方、夜遅くまで練習に時間を充てます。

 

汗水流して頑張っている事を知っているから、
周りの人達も応援したくなるし、

 

甲子園で優勝旗を勝ち取れば、
涙を流して喜ばれます。

 

もし甲子園で負けたとしても、
一生懸命戦ってくれてありがとう。
と励ましてくれるのです。

 

つまり、結果がどんな方向に傾いても、
一生懸命努力を継続していると、

 

周りの人も応援してくれますし、
チャンスにも恵まれるようになります。

 

逆に、なんにもせず、ひたすら堕落していたり、
特に本気でやってい無い場合は、

チャンスも訪れませんし、
周りの人も応援なんてしてくれません。

 

アンダードッグ効果を裏付ける実験

 

アンダードック効果が示された例としては、
ハーバード大学の研究者である
ニール・パハリアが行った実験が有名です。

 

この実験では、181名の学生に
次のような2つの架空の会社を紹介しました。

 

A社:熱意はあるが業績の悪い会社
B社:全く経営努力はしていないが業績の良い会社

 

次に商品の内容で選ばれないように
A社の商品とB社の商品を調整した上で、

どちらの会社の商品を買うかを学生に
選ばせたところ、

 

A社の商品を選ぶ学生の方が
多いという結果が出ました。

 

このことからも、多くの人は勝者よりも、
一生懸命努めている敗者を応援しようという
姿勢があることが分かります。

 

ビジネスでも使えるアンダードッグ効果

 

この”アンダードッグ効果”は、
ビジネスやマーケティングの場面でも
生かす事ができます。

 

人は、一生懸命努力している姿を
垣間見ると、その熱心な姿に
心を動かされる事があります。

 

つまり、一生懸命行動している様子が
相手に伝われば、

 

モノやサービスなどが売れやすくなります。

 

それを逆手にとって、

生産する過程でいろんな人の汗・涙が混じっているんですよ・・・

といったような生産背景を
相手に動画や説明で伝えたり、

 

その商品が生まれるまでに、
こんな出来事や塩辛い経験を重ねていました。

というようにテレビ番組で放送して、
多くの人にそれが伝われば、

相手が感動や共感といった+の感情が芽生え、
多くの商品を売る事ができます。

 

また、発注ミスで大量に商品を仕入れて
しまった際も、ツイッターなどのSNSで、
宣伝したり、店頭でそれを正直に宣伝する事で、
何とか在庫を捌く事ができた例もあります。

 

アンダードッグ効果は、
職場やビジネスでも発揮されます。

A.仕事が出来、スーツや見た目も洗練され、クールな人

B.汚れた作業着を来ているけど、顔が柔和で一生懸命仕事に励むおじさん

この2パターンだと、両方が苦境に陥った際、
Bの人間を助けたくなる人が多いです。

 

最後に。

 

予想が思わしくないから・・・
という理由で消極的に取り組んでしまうと、

100%上手くいきませんし、
それを見ている相手からも、
あまり心地いいものではありません。

 

逆に、どんなに不利な状況に陥っても、
一生懸命頑張れば、報われるかもしれませんし、

その一部始終を誰かが見ていたら、
応援してくれたり、助けてくれる事があります。

 

心理学

Posted by なか